レコーディングの裏話

こんにちはKazunori O です。

新曲の為のデモをつくっていた。ドラム、ギター、ベースとヴォーカルを順に録音していく。簡単に仕上げ周りの人間にまず聞いてもらい反応を伺うことにした。皆さんには残念ながら音はお伝えできないのでここでは何人かの意見やイメージを共有して楽しみながらつくっていきたいと思う。

出来上がったフレーズを友人のN氏に聞いてもらう。

反応はこうだ。

前作った曲に似てる感じがあるな。そういいながらわけのわからない歌を唄い出した。ん?なんの曲だろう?

ダダダダーダーダダー

と言ってわけのわからない歌を唄っている。とうとう彼は人間であることをすててしまったのかもしれない。心配になり声をかけてみる。

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誰の曲?

彼はこう返してきた。

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お前の曲だよ。

えっ?

この変な歌が僕の曲だって?

冗談じゃない。

そう言いながら彼は唄い続けている。

よくよく聞いてみるとたしかに僕の曲だ。

メロディーは完全に彼の中で再構築されている。もしかしてこれか?

と自分の曲をかけてみる。

そうこれこれ。

大変びっくり致しました。完全に好き勝手にしかもピッチもなにもかも色々とアウトしている。

多少クラクラしながら話を聞いてみる。

広大な悠久の時そんな様な海とか大きい要素がある。ようやくまともなレビューが始まった。UKロックの様な湿っぽい感じがする。

僕はイギリスの音楽が大好きだ。

いい意味でも悪い意味でも臭いがするのは仕方がない。こんな風景が浮かんでくるかと続ける。

時代は1980年馬車で後ろの藁に寝っ転がって夕暮れ時の空をぼんやり眺めている様子が浮かぶ。

いい感じじゃないか?

彼の歌は無かったことにして

以前ラジオ出かけた曲に似ているとしても曲が持つ雰囲気は当然僕も嫌いじゃない。

さすがに僕の信頼のおける友人だ。

彼の勧めてくれる音楽は本当に素晴らしい。

最近もヤン富田さんを聞かせてくれたがサマーソングは絶品だ。

胸がぎゅーっと締め付けられる切なさをあどけない純粋で無邪気なスティールパンが陽気にコーティングしている。

爆発するような切なさを内包し乗り超えて進む様子は人として格好良いほど裸でまっすぐだ。

本当に格好いい。

インストゥルメンタルで歌や言葉は一切ない。ただ時に言葉は無くても音楽はもっと雄弁なのだ。結局デモは一旦練り直しにすることにした。

songs released

https://www.tunecore.co.jp/artist?id=201705#r384748

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以下のサイトで視聴、購入できます。

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